福岡県青少年団体連絡協議会 平成20年度活動報告

第18回 ジュニアリーダー養成事業を終えて

実行委員長 井手 直秀(粕屋第10団 団委員長)

 私がこの福岡県ジュニアリーダー養成事業の実行委員長を最初に任せられたのは平成12年の第10回でした。その時は子供達にプログラムの企画立案から実行まで携わらせようと提案し、希望者を募り企画委員会を立ち上げました。それから8年、今回はその進め方を見直し今までとは違った方法で企画・運営する事になりました。

 開催は、平成20年10月18~19日、篠栗町にある福岡県立社会教育総合センター。ジュニア74名、指導者32名の計106名の参加者の内、男子スカウト13名、女子スカウト9名、計22名。男性指導者5名、女性指導者3名、計8名の総計30名で参加しました。

 今回のプログラムで初めてなのがキャンプファイヤーでした。今までプログラムに取り入れていなかったのです。これは驚きでしたがもう一つ驚いた事は、最後に書いて貰う感想文を子ども達が全体的に書けなくなって来ていると聞いた事でした。それらについてどの様に進めたら良いものやら・・・。思案しました。

 企画委員会には結果的に研修の1コマを担当して頂き、他は全体の運営を任せると言う形になりました。最初の研修Ⅰは青年リーダーによるプログラムアドベンチャーを取り入れた交流ゲーム。私は舞台の裏から垣間見ていましたが最初は皆おとなしく、どうなることかと心配致しました。しかし、若い指導者のパワーに子ども達も乗って来て、楽しい時間を過ごしたようでした。実行委員はやはり若い方々に担って頂いた方が良いのです。

 その後の研修Ⅱはキャンプファイヤー。出し物の話し合いと練習。初対面の子ども達ではなかなか話し合いがまとまらない様でした。営火長として私は仙人の格好をして皆を見守っていましたがやはり元気がない。マゴマゴする。声が小さく何を言っているのか解らない等、経験が無いのではなかなか出来ないと言うのが率直な感想です。事前にキャンプファイヤーの目的、グループでの出し物の重要性などの説明などをした方が良かったのでは?と反省させられました。

 2日目午前中の研修Ⅲはポイントラリー。「わくわくアドベンチャー」。海洋少年団の高校生2名の企画委員長と副委員長が中心になり無事に終わる事が出来ました。館内だけではなく近くのお寺や神社にも行ったのが気分転換になったのではないでしょうか。

 ラリーの中でのグループ記念写真とフォトスタンド作り。そして、問題の感想文書きの為に今までの参加者の行動を撮り、フォトムービーを使ってパソコンで編集し、記録映写での記憶の再現。そして、それを基に最後の研修Ⅳ、感想文書き。

 全てがスケジュール通りに進み、事故もなく無事に終了できた事は実行委員の方々をはじめ、各団体指導者の方々、企画委員と参加者の諸君に協力して頂いたことの賜物と感謝しますと共に、また、来年も盛大であることを祈念し、報告と致します。

弥 栄