県コミッショナー方針(新年初集会)

県連盟コミッショナー
  瀬 尾 元 治
 皆さん、明けましておめでとうございます
 県連盟コミッショナーとして、平成20年度の基本方針について申し上げます。?

 昨年はボーイスカウト運動創始100年という節目の年を迎え、皆様にはそれぞれ団や隊で「スカウティングサンライズ」のプログラムを実施し、スカウトと共にベーデンパウェルが残してくれた様々な言葉に思いをいたし、「ちかい」と「おきて」の実践の決意を新たにされたことと思います。
 今年は新しい運動の歴史を創っていく出発点としなければならない重要な年でありますが、残念ながら登録数の減少に歯止めがかからない状況が続いております。

 ジョンサーマンは、第3回極東スカウト会議における演説の中で、『スカウトと呼ばれる少年がたくさんいることがスカウティングではありません。問題はスカウティングに加入した時から、その少年がどう変わったかです。数の成長ゆえにスカウティングの質を犠牲にしてはならないことです。数がいかに多かろうと不適当な訓練しか出来ないなら、少人数であろうと少年たちに対し価値ある訓練が出来ることのほうが良いのです。』と述べていますが、全くそのとおりで我々指導者は数を求めるより、スカウティングの質を高めることに最大限の努力をするべきであると思います。
 しかし、質も低下し、数も減少しているのであれば、これは大変な問題です。つまり質が低下したことによる結果として数が減少していると言うことであれば、101年目の新しい歴史を創っていこうとする今、質を高めることが急務の課題です。
 質を高めるにはどのような方法があるのでしょうか。答えは一つしかありません。基本に忠実にプログラムを展開することしかないのです。

 私は、昨年東京で行われました全国大会でのパネルディスカッションの中で日本マクドナルド社のCEO原田泳幸氏の言われたことが強く印象に残っています。原田氏はアップルコンピュータから2004年に日本マクドナルド社に移籍されました。当時のマクドナルドは業績が不振だったのですが、原田氏は奇をてらうことなく、徹底的に基本にこだわることで、業績の回復を成し遂げたということでした。
 我々のこの運動にも創始者が残してくれた普遍的な方法があります。この基本をしっかりと忠実にやっていくことしかありません。そうすることでスカウティングの質を高め、その結果として数の減少に歯止めをかけ、また増加を図っていくことしかないのであります。

 そのような意味で平成20年度のスローガンは「基本をふまえたスカウト運動の展開」とし、目標を「加盟員6000名達成を目指す」としております。

 重点課題は「中途退団者をなくし、新規加盟員を増大する」「スカウト教育法を正しく理解し、それに基づいたプログラムを展開する」「指導者の確保と資質の向上を図る」「各組織の機能を検討し、充実を図る」の4つを課題としております。

 県連盟コミッショナーとしましては、これらの重点課題に対し、取り組み事項を次のように策定しております。
 「中途退団をなくし、新規加盟員を増大する」という課題については、「菊スカウト・富士スカウトを育てよう」という取り組みとしました。菊スカウト・富士スカウトを多く育てようということと、その為にも他の多くのスカウトに菊や富士に向かって一つ上に進級させよういうことです。

 「スカウト教育法を正しく理解し、それに基づいたプログラムを展開する」では、先ず「実施計画書に基づいた活動を行う」「班制教育を行う」という2つの事項に取り組んでまいります。特に隊のスカウト数の大小に関わらず班制教育を行うことは重要なテーマであります。

 「指導者の確保と資質の向上を図る」では、「研修所未修了隊長をなくす」という取り組みと「定形外訓練、ラウンドテーブルの開催を支援する」の2つとしました。

 「各組織の機能を検討し、充実を図る」については「全てのコミッショナーはそれぞれの組織における使命を果たす」という目標を設定しております。

 以上平成20年度の県連盟コミッショナーの取り組み事項について申し上げました。詳しくは県連総会の場で改めて提案させていただきますが、これらの取り組み事項は地区コミッショナーと共に協議をして策定したものでありまして、各地区の平成20年度の地区コミッショナー方針でもあるわけです。つまり、各地区において目標が達成されなければ、県連盟としても目標未達成に終わるということです。
 これら取り組み事項・目標は皆様との協働の上に達成できるものでありますので、どうかご協力を頂くことをお願いしまして、私の方針発表とさせていただきます。
 ありがとうございました。

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